2004年11月03日

谷川岳一の倉沢、紅葉路

今年の春夏はキャンプにかまけて(?)山行がおそろそかに。しかもそうこうしているうちに秋もあっという間に終わろうかというこの休日、足にも優しい、一の倉沢への散策へと出かけました。

しかし、今年は、台風のお陰で各地でクマ被害が続出し、登山中に「クマさんこんにちは」の恐れが大なので、今まで持っていなかったクマ避けの鈴をガランガランと鳴らしながら散策スタイルです。旦那は私の声だけでも充分うるさいからクマは来ない、と言いますが。私はクマ避けかぃっ!?

まずは、東京の自宅を6時過ぎに出発。関越道を順調に走りました。水上IC周辺からすでに紅葉が盛りで、水上の温泉郷の先に行くほど、山の上のブナが落葉して白い木肌がよく見える・・・(汗)紅葉狩りにはもうぎりぎりのようです。
さて、どんな散策になりますことやら・・・


林道入口より湯桧曽川を望む

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朝9時前にロープウェー乗り場の駐車場を出発、土合駅方面へと一度車道を下って行きます。
湯桧曽川の突堤の上にかかる橋のところで、林道へと入って行きますが、ここは、昨年1月今年1月にスノーシュートレッキングで訪れている場所。
しかし、真冬の雪の中に見る白一色の景色とは全く異なる、秋の色彩豊かな眺めに感嘆の声をあげずにはいられません。
手前にある突堤前の深い場所は水が澄んでいるためエメラルドグリーンに光りを放ち、上流に広がる河原の花崗岩は白く光り、山肌の木々は錦の景色です。
天候が前夜から思わしくなく、新潟方面に広がる雲がかえって川面の日向を際立たせてくれているのでしょう。
新潟中越地方の地震の影響で、11月2日まで、ロープウェー乗り場から一の倉沢までの車道も崩落の恐れありで、閉鎖されていたそうです。











湯桧曽川沿いの林道

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林道に入り、木立の中を進みます。前夜、関東北部を雷雨が襲い、そのせいか、かなりの葉が落葉していました。しかし、落ち葉の上を歩くのは気持ちがいいですねぇ。ふかふかのクッションが膝にも優しい(爆)
冬に訪れたときは、この林道を歩いたのはわずかで、積雪のため雪原となっていた広い河原を歩いていいたので、景色が少し違って見えます。
林道の先には、厚い雲の空が広がり、一の倉沢の絶景を眺められないかも・・・と不安がよぎりました。
今までにも一の倉沢は何度も訪れているのですが、過去2回の真冬のスノーシュートレッキングの時にしかその絶景を拝んだことがないのです。
時折小雨が梢ごしにぱらぱらと音を立てて落ちてきました。・・・やはり今回もダメらしい予感(汗)
















あずま屋付近の沢筋

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駐車場から林道を歩いて小一時間ほどたったところで、スノーシュートレッキングの際に小休止をしたマチガ沢付近のあずま屋にて今日も小休止。この場所は川面からそれほど高くないので、スノーシューのときには河原からこのあずま屋へ登る場所でもあります。その分、鉄砲水には要注意です。
しかし、対岸の斜面からは、沢筋を流れる水が滝となって湯桧曽川に注ぎ込んでいました。あまりの絵葉書のような景色にまた感激!
日本に生まれてよかった、と思うのは、春のサクラと秋の紅葉ですね。ベタですが・・・(笑)
手前の湯桧曽川の透明度も本当にピカイチですよ。この写真で分かりますかね??
ちなみに、この場所までは車で入れます。でも駐車場は5台もとめれば一杯です。せっかくだから、やはりここまで徒歩でぜひ散策されることをおすすめしたいです。











落ち葉の絨緞

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激しい通り雨に、しばしそのままあずま屋で足止め。そこで、行動食に持ってきていた薄皮あんぱん(笑)をぱくついて、お湯を一口。実は私、朝から赤城SAでカレー&ミニうどんセットを平らげたにも関わらず、あんぱんを平気でぱくついてまして、私の胃と食欲に旦那は絶句してました(爆)

雨が上がり、いよいよ狭い登山道へと入って行きます。しばらくは森の小道を歩いて行きます。この小道が、見事なまでの落ち葉の絨緞となっていました。
ヤマモミジ、ブナ、ホオの落ち葉が何層にも重なり、地面が見えないほどです。
やがて、森の小道が途絶えて、岩にペイントされた目印を頼りに、河原へと降りて行きます。しかし、ここでは落ち葉が障害に・・・足元の岩がよく見えず、ストックでかき分けながら足場を確保しながらそろそろと降りて行きました
河原の中州へ浅い川面を越えて行き、いよいよ見慣れた場所が近づいてきました。











一の倉は、やはり雲の中・・・

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一の倉沢下の出合い方面を湯桧曽川の河原から望むも、何にも見えず・・・(笑)
この場所は、今年の1月のスノーシュートレッキングでは昼食を取った場所。しかし川をはさんで反対側(この写真を撮ったときは背中側)が雪の季節は雪崩れの名所、今の時期は土石流の名所(汗)早々に退散して、先へ進むことにしました。
雪のときは、このまま一の倉沢をぐんぐんと登っていけるのですが、今は水量豊富な川筋になってるので登れません。
川沿いに進むさびれた登山道もあるらしいのですが、今回は、もう少し湯桧曽川沿いに進んでいくことにしました。でも、ちょっとコースを間違え、川沿いのさびれた登山道に行きかけ、「絶対違う!」と言い切ってまた湯桧曽川まで戻り、今度こそ正しいコースへと入って行くことができました。
このコースの分岐がちょっと分かり難いかもしれません。さびれたコースの方へ進むように石にマーキング(ペンキで○印が書いてある)されていたので、うっかり間違えてしまいました。正しいコースはJR監視小屋方面です。











一の倉岳と対面

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正しい林間コースをぐんぐん進むと、JR監視小屋方面(直進)と一の倉沢方面(左折)へと道がまた分かれました。今度ははっきりと分岐の道標があったので、間違うこともなく左折。目の前に急な上りが見えてきました。
ここで、いっきに80mくらいの高さを登ります。足元が岩と濡れた土と落ち葉で少々歩き難いつづら折なので、慎重に進みました。
この山道を一気に上がると、絶景がいきなり目の前に大迫力で登場しました。「おお~っ!」と思わず叫んでしまいます。さすがに山頂の稜線を雲が覆っていて山のシルエットがはっきりしませんが、険しい岩壁と足元の紅葉があまりに美しくて、お釣りが充分来るほど・・・
何より、一の倉沢の出合いと違い、人が全くいないので静かに絶景を堪能できるのがいいですねぇ(笑)
しかし、腰をおろせるような場所がなく、実は遭難した人の慰霊碑が立ち並ぶ場所なので、絶景の真下へ行くことにしました。











紅葉のトンネル

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慰霊碑の場所から林道までは数メートル、すぐに観光客とすれ違うように。何も知らずにランニング用のスニーカーで、私たちが上ってきた登山道を手ぶらで降りていった親子連れ・・・大丈夫だったのかな・・・?
林道は、JR監視小屋まで職員だけが車で通れるので、幅も広く、木々の枝間から一の倉岳の岩壁が見え隠れしつつ鼻歌交じりでも歩けるフラットな道です。
でも、右手の岩肌には、先ほどの慰霊碑と同じように、夥しい数の遭難者の名前を刻んだプレートが打ち付けられていて、ところどころには生花も供えてあります。
一の倉の岩壁は、ヒマラヤを目指す人々の登攀訓練の場所でもあり、季節を問わず挑戦している人がいる場所なんですね。今回は雨上がりのためか、訓練中のアルピニストを望遠鏡で覗いても見つけられませんでしたが・・・
そんなことを思っているうちに林道を抜けて、一の倉沢の出合いと呼ばれる場所へ到着しました。











一の倉沢出合いより望む景色

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冬にスノーシューで来た際に、ガイドをしてくれた亘理さん(ペンションレインボーのオーナー)が言ってた様に、ここは雪崩と土石流の名所なのが頷けるほどのそそり立つ岩壁です。
冬の真っ白な岩壁は空気が乾燥して澄んでいたのもあってか、とても近くに感じられたのですが、こうやって雲がかかり湿気を含んだ空気の向こうに見える岩壁はどうにも距離感がつかめませんね。
ここで、河原に(でも、沢沿いではなく、山の際で・・・土石流が来たら逃げられるように・・・w)腰を下ろして、昼食タイム♪じっとしているとやはり少々肌寒いので、旦那にバーナーでお湯を沸かしてカップめんを作ってもらいました。
そして、絶景をスケッチなぞして、のんびり・・・(笑)日帰りの楽なトレッキングの時には、スケッチブックと水彩絵の具を持って出かけるんですよ、柄にもなく・・・(爆)デジカメももちろんいいですけど、そのとき自分が景色のどこにフォーカスして感動を味わったかが残るのは、やはり手書きの絵ですね。同じ場所の写真をあとで見直して、はじめて「ああ、あそこはこうなってたのか」と気づくこともあります。そんなときは私の目は景色の一部分に感銘を受けていてその周囲には目が行ってないということです(爆)
今回も、スケッチしながら、本当は、険しい稜線だけをしっかりと見つめて描きたかったのですが、私たち夫婦にとっては、一の倉岳の姿は、やはり真冬にしか全貌を拝めない運命のようです。残念。
1時間ものんびり過ごしたら体が冷えてきたので、早々に帰ることにしましょう。ここからは、今度は観光客も押し寄せる林道を、ロープウェー乗り場の駐車場まで小一時間歩くだけです。今年も絶景を拝めたことに感謝しつつ。










Comment on "谷川岳一の倉沢、紅葉路"

谷川岳、雪雪雪ー! ってイメージしかなかったけど、こんなキレイな景色が見られるのだねぇ。
水彩絵の具でスケッチをしているとは…写真オンリーじゃなかったのね。ダンナ様とふたりで…いい時間だよなあ。
ウチはホントに出不精なオットなので、子なしの時代からほとんど自然の中って(とくに山は…)行ったことないから、本当にうらやましいな。

今月末に学校に4連休があるの。
残念ながら、ま〜ぞうは休めないんだけど…妹とちゅりと、ドライブにでも行こうかなと計画中。
といいつつ、免許取得からもう2ヶ月近く…まだ一度も運転してないよぅσ(^_^;)

今月末なら、水上はもうダメだけど、伊豆箱根方面が紅葉の見ごろじゃないかしら?
でも2ヶ月ぶりの運転かぁ~・・・・(汗)
妹さんが一緒なら、ややこしい場所では妹さんに運転してもらって、広くて人のいないような場所ではなんしぃ嬢が運転するのがいいかもね。

ま~ぞう氏は本当にインドア派なのねぇ。娘に「パパ連れてって」と言われれば重い腰もあがるかもよ・・・・だから、今のうちちゅりちゃんを洗脳してアウトドア派にするのだ~~~!むろんこの作戦はま~ぞう氏には内密に(笑)
( ̄▽ ̄)フフフフフ・・・

  •   miyabi
  • 2004年11月13日 01:24

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