2005年09月06日

立山山行:8月14日~16日

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夏休み恒例、親子4人(私・旦那・私の両親)での夏の山行、今年は黒部立山へ行ってきました。
私達夫婦は、初めての3000m超、期待と緊張でドキドキ。
そして、これまた夏山の山行おなじみ、大雨山行になりそうな天気予報(涙)


詳細は続きの中にて・・・

8月14日

■黒部平から赤沢岳・針ノ木岳方面(信州側)を望む
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自宅を朝5時40分に出発。
新宿駅を7時発のスーパーあずさにて、いざ立山へ。
途中松本駅で在来線に乗り換え、信濃大町駅。
ここからバス・トロリーバス、黒部ダムを徒歩で越えて、ケーブルカー、ロープウェー、またトロリーバス、と乗り継ぎ。
室堂平へ到着したのは2時。
北海道どころかアジアあたりの近場の海外に軽く到着できるくらい時間がかかってます、遠いです、立山は・・・(涙)

そして、到着した室堂平はガスって何も見えず。
かろうじて、室堂平の向こうに、2日間お世話になる日本最古の山小屋「室堂山荘」が見えるくらい。
やはり、雨男(私の父)のパワーは強い。


■ヨツバシオガマ @室堂平
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小雨の中、室堂山荘までひとまず荷物を置きに行くことにする。
すると、そこは一面の花畑!
ピンクはヨツバシオガマ。
黄色はイワイチョウやウサギギク、アキノキリンソウなど。
チングルマは果穂になっており、濡れた耳掻きみたいになってた(笑)
白い小さな花を扇のように広げているのはシシウドの仲間。
アザミはまだ蕾で、あと1週間もすれば開花しそう。


■バスターミナル前から室堂平~室堂山荘を望む
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ガスの中、かろうじて見える室堂山荘。
このあたりまでは車椅子でも回れるようにと、石畳が整備されており、軽装の一般観光客と私達のような完全登山スタイルの一行が入り乱れて行き交う状態。


■ウサギギク @室堂平
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大きさ・高さ・姿は、黄色いマーガレットといった感じ。

室堂山荘に到着し、まずはチェックイン。
荷物を軽量化して、室堂山の見晴台まで行ってみることにした・・・んだけど・・・
やっぱり雨が落ちてくる。


■ミヤマダイモンジソウ @室堂山登山道沿い
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ミヤマダイモンジソウは普通5弁なんだけど、なぜか6弁のものが!
これは、はじめて見た。
亜種なのかもしれないです。
ネットや植物図鑑を見たけど、6弁があるとはどこにも書かれていなかった。


8月15日

前夜から激しい雨。朝目覚めてもしっかり雨。しかも風もかなりある。
「無理せず、まずは一の越まで行ってみよう」
ということで、上下レインウェア、ロングスパッツ、ザックカバー装備と完全武装。
気温は10度台。マジですか・・・今8月お盆なんですけど・・・寒いかも。

富山側(海側)から吹き付ける風は、地獄谷の硫黄臭を含んで、容赦なく登山者達を襲います。
吹き飛ばされるかも~~~!!
雨が顔に当たってかなり痛いし・・・(TT)
とてもじゃないけど写真なぞ撮れません。

何とか一の越に到着。室堂山荘から小一時間だったので、強い風雨の中としては上出来?


■一の越山荘前から、立山(雄山)への登山道を望む:標高2700m位
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そして、一の越山荘から雄山へと上がる稜線を見上げる。
視界は10mほど。今上がって行った人たちがあっという間に見えなくなる。

・・・・どうしようかと、4人で角を突き合わせる。
ここまで来て3000m越えを諦めるのはちょっともったいない。
何もなければここから山頂までは1時間かからずに上がれるのに・・・

そして、父以外の3人で登ることを決心する。

しかし、遮る物が何もない稜線はガレ場で足元が悪い上に視界は5m程になる。しかも雨が横殴りどころか下から吹き上がってくる始末。
「そ・・・遭難するかも・・・」とちょっぴり焦る。

なのに、中学生くらいの観光客グループが私達を追い越し、スニーカーにビニールの雨合羽で駆け上って行く。
無知ゆえの無謀さに他人事ながら心配になるけど、逆に「あんな連中が登れて私達が登れないはずがない」と風雨の中思ったりして。


■標高3003m @立山(雄山)山頂
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人生初の3000m超!
その証拠写真(笑)


■横殴りどころか下から吹き上げる雨風 @立山(雄山)山頂
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雄山山頂には神社があって、社務所が2997m地点にある。
そこにザックを置いて、細い梯子を上って山頂3003mへ。
しかし、風雨がものすごい。
あおられて梯子を踏み外せば、そのまま黒部ダム側の雪渓へ転落まちがいなし!!
ものすごーく慎重に下りて、社務所へ戻り、登頂祈念のお払いを受けました。
(本当は神社でやるそうですが、悪天候のときは社務所でやるらしい)
お払いのあと、お神酒を頂き、お札となぜか直径3cmくらいの鈴をもらう。
鈴?・・・これって・・・まさかクマよけ?(笑)

社務所で気温を見ると12度。冬だよ、冬。
思わずホットココアを売店で求めて、3人でふーふーしながら飲みました。
結局一時間ほどいて、意を決して下山することに。

・・・雨で初めて死ぬかと思ったよ。
しかもガスってガレ場の足元は見えにくいわ、すべりやすいわ。
下山のポイントを間違って、登山道じゃない方へ下りかけてしまったし。
「あれ?石のわきの植物が全く踏み荒らされてない?」と気が付いて、
ようやくもとの登山道に戻れたけど・・・

漸く、一の越山荘で待っていた父と合流。
お弁当を食べて、1個500円のカップヌードルを食べて、生き返る。
そして、不毛な親子の会話。

私:やっぱさー、チチがいると夏休み旅行のメインの日に大雨になるよね。
  初めて一緒に行った尾瀬が大雨、津南キャンプも大雨、涸沢行った日も大雨、
  2度目に行った尾瀬燧ケ岳もこれまた大雨、一昨年の鳥海山も大雨・・・
  全部見事に雨。でも私達だけで出かけるときには雨に遭わないよ。
父:・・・・オレのせいかぃ!?
私:決まっとる。やっぱチチ(実家では父親をチチ、母をハハと呼ぶ)の日ごろの行いが全てっしょ。
  少しは反省せんかい。
父:オレはちっとも悪くないったい。
私:胸に手を当ててみ?
父:・・・・・・(人生60余年を振り返り、いろいろ思い当たることが多過ぎて敗北を認めたらしい)

後日談。
立山に関する文献を旦那が見ていたら。
「悪人が室堂山荘に泊まると雨がふるという古くからの言い伝えがある」との一文が!!
もちろん、チチには速攻で言ってやった。
ハハは「やっぱりー!」とオオウケしていた。

そして、夕方、室堂山荘の部屋の窓の向こうにかかっていたガスや雲が綺麗に流れていくのが見える。
もしや・・・と眺めると、みるみるうちに立山(雄山)が目の前に!!

■夕方の立山
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これが部屋から見た景色。
信じられないくらい近くに山がある。
「すご・・・」と絶句してしまいました。
なんせ室堂に着いた瞬間から今までずっと雨かガスで何も見えなかったからねぇ・・・

稜線の高い所の平な部分が、雄山山頂神社の社務所のところです。
「今日の朝、あそこまで風雨の中登ったのかぁ・・・」と感慨もひとしお。
見えればこんなに近くなのに、ガスってると天空の彼方に思えたくらい遠かったんだよなぁ・・・


8月16日

夏休みの山行お約束、「帰る日は快晴」の過去の実績通りに、宿を出た朝7時ごろから見る間に雲が晴れていき、絶景が目の前に広がって。

■快晴
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右奥から、室堂山~一の越~二の越~三の越~雄山への稜線
写真中央が、室堂山荘

「うわー!日本じゃないー!スイスみたいー!(←行ったことないけど)あとは羊がいればハイジの世界だー!」と一人騒ぐ。
カナダのバンフやビクトリアレイクに滞在したときを思い出す。
目の前にそびえる山と雪渓(カナダは氷河だったけど)

室堂から一の越経由で黒部平まで徒歩で下りる計画だったけど、父の体調が万全ではないので、室堂周辺の散策ルートを回ることに。
雷鳥沢付近では、本当に雷鳥の親子が!
ただし遊歩道の柵から離れた場所にいたので、携帯カメラではちょっと無理でした。


■タテヤマリンドウ @雷鳥沢付近
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雷鳥は無理でも、タテヤマリンドウはちゃんと写すことができました。
リンドウって普通は紫色なんだけど、これは白。
大きさも花弁が1~2cmくらいととても小さいです。


■ミヤマリンドウ @室堂平
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携帯カメラがどうしても青味が強く出てしまうのでこんな色ですが、実際には青紫色です。
大きさもタテヤマリンドウとほぼ同じくらい。


8月お盆の時期は高山植物の盛りを過ぎたころなので、今回正直期待していませんでした。
でも、冬の大雪のおかげで、春のはじまりが遅く、夏から初秋の花がいっぺんに見られるような贅沢な状態で、大満足!

今これを書いてる時点(9月初)では、すでにイワイチョウの葉が紅葉して、一面黄色く染まってるようです。

今度こそ、雄山から先、今回諦めた外輪山一周コースを歩いてみたい。
それも「晴天」の時に・・・ね(笑)

そして、昼前に室堂を後にし、来たルートを逆に松本まで戻ります。
往路は曇天で何も見えなかったロープウェーや黒部ダムの眺めも晴れてるとそのスケールに圧倒されてしまいそうでした。


■黒部ダム放水にかかる虹
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黒部ダムの放水時に虹が見えるのはめったにないらしいです。
天候と時間と放水の三つのタイミングが合わないと見えないわけだから・・・
ということで、珍しい光景を写してみた。
怖いけど、思わず柵から身を乗り出して撮ったんだけど、不安。
家に帰ってPCの画面に読み込んで見たら、うっすらと中央あたりに虹が・・・見えるかな?
携帯電話のカメラにしては上出来でしょうか。

そして、その頃、宮城県を震源とするかなり大きな地震があったと知る。
私が夏山にどこに行くのか言ってなかったため、友達から「大丈夫か!?」とメールが携帯に入って、それでかなり大きい地震だったと分かり、びっくり。
黒部は岩盤が固いのか揺れなかったです。
松本は揺れたらしいけど・・・
特急に乗る前に松本駅周辺を散策し、私以外の3人が「馬刺しが食べたい!」と言った為、通りすがりの地元の商店街の人を捕まえてお勧めの店を紹介してもらって開店前の店を開けさせ、目当ての馬刺し他信州牛などがっついた・・・(苦笑)
松本駅前商店街の皆様、ご迷惑をおかけしましたっ!!


今回「も」雨男のせいでしっかりと雨になってしまったけれど。
念願の3000m越が達成できたし。
雷鳥も20年ぶりに実物を見たし。(初めて見たのは、高校生のときに登った西穂高岳独標へ行く稜線)

まぁまぁだったかな。

上(雄山から先)に登れなかったのは残念だったけど、それはまたの機会に。

Comment on "立山山行:8月14日~16日"

懐かしいわ~。
私、大学のときに学校の体育の課外授業で立山縦走しているの。
一の越山荘にも泊まったわ。
今でもあの鈴は持っているはず。
たいしか雄山の神社でお払いをいうけて先に進んだところで雪を溶かしてコーヒー飲んだのよ。
そうそう、雷鳥がヒョコヒョコ出てきたのよ。
懐かしい~。きっと晴れてたら最高だったわよ!私たちのときはどうやら悪人がいなかったようで(爆)すっきり澄み渡りましたが。
たしか5グループでのぼったんだけど、雄山を過ぎてから、私たち以外のグループは全部ガスにつつまれて何も見えなかったとか。
私らは足元にガスはあったのの、快晴だったんですよ。
山の天気って、やっぱり変わりやすいんだなって実感しました。
硫黄谷とかも見て欲しかったわ~。
次は、ぜひ!悪人は家においてきてくださいね(爆)
父、かわいそう…

  •   トモ
  • 2005年09月08日 09:30

トモさんも謎の鈴を持ってるのね!!(笑)
大きさから言うとクマよけ以外に考えられないんだけど・・・一体何のための鈴なのか。謎だ。

20年前に見た雷鳥は、体の半分が白くて、完全な夏仕様ではなく、更に稜線から山肌に向かって滑空してくれたんですが、今回は親子連れだったので派手なアクションがなかった(笑)

「悪人」を置いて行くと、後々ねちねちと言われそう・・・(爆)
でもさ、本当にほとんど毎回雨なのよ。しかも半端じゃない大雨。
「1年分の雨の登山の苦しみを1日で味わってしまう」とはうちの旦那の弁。
ま、1年に一回の親孝行だと思って雨に付き合ってやるのもいいかなと、そろそろ諦めてます(笑)

  •   miyabi
  • 2005年09月08日 22:54

いい夏休みだったのね〜!
うちも、両親が来月、立山黒部行くんだよ。
母の還暦祝いに、ちまちま三姉妹でお金貯めたの(笑)
お天気だといいんだけど・・・

それにしても美しい写真がいっぱい。
癒されたわ〜。

私の夏休みは、梅雨まっさかり(としか思えない)北海道、酷暑の秋田、、、とほほ。

おお、なんしぃのご両親も立山に行くのね!!
来月だと紅葉が盛りかな?
雲が晴れると本当にものすごい迫力で山が迫ってくるので、あっけにとられるかも・・・
ぜひご両親のために、当日の晴天をお祈りしましょう!
それにしても、姉妹でご両親に旅をプレゼントなんて、素敵だね♪
来年うちの父が仕事を辞める予定だから、なんしぃ家族を見習い、お祝いと感謝をこめて旅をプレゼントしよう!

  •   miyabi
  • 2005年09月14日 12:43

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